関東の地下深く
関東震度4クラス多いわけだが何か起きよるんか。
「震源が一都六県いずれか&震度3以上」震源を気象庁のサイトでプロットするとこう。
時系列。100回分まで表示できるが、2013年までとなった。逆に言うと年に30回、関東では震度3以上の地震が起きている。そしてこの範囲では、間隔の粗密はあれどマグニチュードは折れ線の通り3~5の間でほぼ一定で、常時この程度動いているように思える。
条件を絞る。震源を茨城南部・千葉北西部系統、その周辺とし、震度4以上にする。
「震度4」だとさすがに60年ほどのタイムスパンとなる。ここで間隔が現在に近づくに従い詰まっているように見えるが、これは地震計が非常に多くなり、それまで気象庁の設備では捕らえられなかった「震度4クラス」が増えたことも考慮必要。点線はマグニチュードの変化を平均化したもので、緩い低下傾向。が、あまり有意ではなさそう。粗密の変化はここでも見て取れ、2011年は当然だが、2007年なども活発に活動。最大で震度5強・M6級。
雑ぱくにグーテンベルク・リヒターの法則から「10回に1回はMが1ランクでかくなる」ので、
統計的には次はM6級の可能性がありうる。なお、関東大地震(1923)以降の地震がリストできるが、「震度4以上」は全部で128件であり、この中にその更に上、すなわち「首都直下型」と言われるM7クラスの実績は1回。
(赤線・西埼玉地震)
従って確率的には
M5級→1/10はM6→1/10はM7なので、「およそ合ってる」ことになる。
関東大地震は大体200年間隔で、次は22世紀初頭。川越地震(1649)とか安政江戸地震(1855)とか、大体70年前にはそれに向かった内陸の地震活動が始まるので、そっちの時点でも2010年代後半は「確率的には始まってもおかしくない頃」
関東のお住まいの各位に置かれては、「3.11より大きな揺れが、携帯の速報より早く来る」ことを念頭に、家具の配置、耐震補強、逃げ場所の確保、避難場所チェック、留意されたい。
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