ポリバケツ脱出作戦~423系をドレスアップ~【その2】
2.動力装置の復旧
動かないと幾らおめかししても意味なし。確認の上、復旧を試みる。併せてモータをトミックスに変える。
・通電の確認と整備
・動力伝達の確認と整備
・モータ換装
まずバラす。車体を外して座席の表現されたカバーをツメこじって外す。
裏に銅板が貼ってあって通電板「バスバー(w)」の役をなすわけだが、こう汚れておっては電気通じないであろう。なお、これは特殊な環境にあったから、ではなく、普通に室内保管でこうなるので、マイクロエースの初期製品は時々動かすこと。動かない場合は本稿と同様にチェックと清掃をすること。お子様に扱わせるキカイじゃないわ。
ホムセンの金属磨きを綿棒に付けてコシコシ磨く。軽くこすること。力入れると今度はその摩擦熱で「熱酸化」が起きる。力より時間で。
一通り磨いて、トミックスなりカトーなりのクリーニング液で一拭き。なお、ダメダメな場合は銅箔・アルミ箔のテープを貼るという奥の手がある。
室内灯を仕込むのでそっちも忘れず。
メカ側。モータとバスバー()を絶縁するためのゴムシートが劣化でぼろぼろ。だが、これはよほどのことが無い限り活躍(=モータがバスバーと接触)する機会はないので、無くても良い。
台車からバラして行く。位置決め用のΩ型のパーツを外して台車を抜く。
アーノルドカプラーを外して。ギアケースのふたを取る。
マイクロエース時代により構造様々だが、こいつは「とりあえず全部ツメ勘合」こじれば外れる。力入れすぎてすっ飛ばさないように。
ゴムタイヤ生きてるしギア欠け等もないので、元の油を拭き取って再注油。油は粘度の高いグリスの方が良く、タミヤのミニ四駆用など、手に入りやすいもので十分。
注油はウォームホイールと、ウォームギアのここ、軸。
次、集電シューと車輪。しかしモノごとに構造が違うもんで。丸投げ丸わかり。シューはやすりで、車軸と車輪踏面は金属磨きクロスで磨き出し。
メインイベント、モータ交換へ移る。下の巻き線の赤い方がトミックス製。
ジョイントを接続するためのパーツを抜いて
マイクロの伝達メカはポン付けで付け替え可能。
再セットアップ。モータを交換し、グリスをタミヤに変えた以外は、製品デフォルトを磨いただけ。
@sunop2000 動いた pic.twitter.com/je2yLgDqEI
— すのぴ@せとでん使い (@sunop2000) 2016年7月16日
ご覧の通り。これで安心して外見の方に手を付けられる。
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