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2016年8月 5日 (金)

犬種「ブルドッグ」の危機・考

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「ポケモンGO」というのは、モンスターにボールをボカボカぶつけて捕縛するというゲームである。強いモンスターを相手にする場合は「エサ」として木の実のアイテムがあり、これを与えると♡が表示されて少し温和になる。そこにボールをまたボカボカぶつけて捕縛する。エサで釣って暴力を行使する非道なゲームである。

首題、ブルドッグは、60匹少々の特徴を持ったグループを祖として人工繁殖を繰り返して増えた犬種という。このため「遺伝的多様性」が不足しており、人の手無しでは生きていけない。どころか、「生命体として生命力が弱い」種類であるとナショジオの記事で見た。
飼っている方はすべからくご存じと思うが、顔が平面になっているので、鼻腔・咽喉のスペースが狭く、好気性地球生命の基本である「呼吸」がしづらい点がまず挙げられる。これは過度の運動、肥満、標高の高いところへ連れ出す……あまりよろしくないことを示唆する。文字通り息が上がってしまう。
そして、その表情を特徴付ける頭蓋骨の変形は、なんと経膣分娩が困難なのだという。ひっくり返して多くのブルが帝王切開を要とするのだ。もうこの2点で自然生命体としてはアウトであると容易に理解できる。

それだけではない。ブルは多く「病気になりやすい」と言われる。免疫の地域進化の代表として人間の事例に「鎌形赤血球症」というのがある。字の通り、本来「穴無しドーナツ」状である赤血球が、カマの刃、三日月状に変形する遺伝性の風土病である。形の故に毛細血管で引っかかりやすく、要は血の巡りが悪くなって貧血に至る。その代わり「マラリア原虫」が内部で繁殖できない。結果、マラリアの多い地域では、鎌形の持ち主が生存有利となり、結果として、貧血リスクと引き替えに「人類という種」の生存には寄与している。

こういう「変化球」な方法で種の維持保存が図れるのは、遺伝子の変異のしやすさ「遺伝子の多様性」なのだが、ブルは書いたように母集団が60匹程度と少なく、「139匹調べたが殆ど一緒だった」がナショジオの報告である。

このため、遺伝子のバリエーションが少なく、様々に変異を繰り返す病原体に対応する能力がそもそも低い、と推論できる。しかも今もなお、グループ内でのみ交配を続けているので、新たな遺伝子は供給されず、逆に劣勢の重合が発生しやすい、となる。ハプスブルク家と同じである。「生まれつき病気になりやすい」これは野生では絶滅の未来しか意味しない。しかし、人はそれを越えて生み出し、維持し続けようとしている。

人の手であっても、「天寿を全う」であれば、それでいいのか。

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