マランツNR1607・導入編【ハイレゾ音源も再生】
●はじめに
別記の通りE-470を導入し、「ステレオメイン2チャンネル」はそっちで再生しているので、「音質」の評価はしない。
●導入の背景と結線
【凡例】
A:アナログRCAピンプラグ
B:XLRバランス
C:同軸デジタル
O:光デジタル(トスリンク)
H:HDMI
U:USB
E:イーサネット(LANケーブル)
まぁまずはこれを見ていただきたい。CDまでのコンベンショナルなオーディオと、ネット配信がメインの「録音しない」現代のオーディオを共存させようとするとこういうことになる。マランツはブルーレイ103JPとHDMIで接続され、ネットワークとテレビ、である。レコーダのZ2000はテレビにしかつながっていないが、録画と同時に聞きたければテレビから放り込めば良いし、円盤にしてまで残したい物は、その円盤を103JPで再生すれば良い、という考え方による。録画機として家族が使うので、「テレビとレコーダ以外に何か操作しなくちゃならない」は極力避けた。
ここで特異な機器と結線はAL192=SRC2496=UA-55のラインであろう。これは録音対応のラインである。アナログ音源(ラジオ)やDATをパソコンで録音するためであり、アナログを96/24のハイレゾフォーマットでデジタル変換し、パソコンで録音すると同時(コレ重要)に、バックアップとして48/16に変換してDATに録音してやろうという流れになっている。
なお、コンベンショナルな部分だけ抜き出すとこうなり、
ファイルオーディオとデジタル放送、サラウンドだけを抜き出すとこうなる。合体させて録音を考えるとトップ図になるわけだ。それぞれ単独で書き出すとシンプルだが、全く互換性がないので、合体すると単純に2倍になる。いいのかオーディオはこんなに難しくて。
このように1607は、DSP-Z11の後継として「ガンガン進歩し続けるネット関連のための頭脳」であるとともに、「進歩系」から「コンベンショナル」への橋渡し、裏返して「ギャップ」を象徴する。コンベンショナルはマルチチャンネル・サラウンドに背を向けてトラディショナルへ去って行こうとしている。なお、今回のシステムチェンジでVHSと8ミリビデオデッキは外した(動かせるようにはしてある)。
●電源
・連動系
NR-1607/E-470/DCD-SX11/T-1000S/DTC-ZA5ES/SRC2496/AL192/iUSB3.0/STAX
・独立系
TV/103JP/BRZ2000/ネットワークハブ
TEACの連動タップを持っているので、Z11ではアンプの連動コンセントに挿しておけば、せーので全機器の電源が入った。1607はそういうコトしたけりゃHDMIでコマンド送るよなので、コンセントは持っていない。そこでハブとかネットワーク系の機器もあるので、パソコン用の連動タップを使った。これはデスクトップPCの起動電流で連動口を通電するものだが、パソコンの代わりに1607を接続し、そこ連動口にTEACをつないだ。応じて1607を起動すると若干のタイムラグを持ってシステム全体の電源が入る。
(つづく)
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