流離える30年 #鉄道模型
広島が25年ぶりの優勝だが、30年ぶりの常磐線な話をする。
土日鉄道は113系から始まったわけだが、複線になった時、ペアにして走らせる普通列車には415系を選んだ。数が少ない間は、同じ系列よりも異なる系列、と考え、当時「近郊型電車」の模型は113系と415系しかなかったのだ。そして1985年、私は大きな過ちを犯した。
415系のいわゆる「常磐新色」。当時415系の本物は常磐線と九州を主な仕事場としていた。そのうち常磐線向けを「つくば万博」に合わせてこの色に変えたのだ。オシャレだ。何も考えず15歳の男の子はこの色のセットを買った。
が、追って編成を伸ばす段になると、製品構成上、4両から伸ばせないことになった。コレクションの対象も九州まで広がったが、塗り替え前国鉄オリジナルのあずき色
はそのまま九州で使えた一方、こちらは「常磐線」以外で使い道は無く、コレクションが東京以南に傾倒するやすっかり継子となった。「中古買い取り」はハタチを越えないと門前払いであり、ハタチになった頃にはすっかり製品の仕様も古くなってしまった。
以来30年。
復活のきっかけは485系軍団の買い換えであった。および
同じく常磐線を住処とする機関車EF80の発売であった。ちなみにEF80は武蔵野線にも顔を出していたので、「わざわざ常磐線をやるために」買ったわけではない。
役者が揃い、動力装置もフライホイール付きの新型に置き換えられて、正調「常磐線の普通列車」としてここに見参、である。ただし4連に組むので水戸とか、平(現いわき)より北の方を想定地域としている。
30年を経て30年前を再現。
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