リンク

  • 創作物語の館@ココログ出張所
    別途お話を書いています。携帯端末で気軽に読めそうな短いのと、携帯端末でどうにか読めそうなデータ量に小刻みに切り分けた長いのと。 メインはファンタジー、冒険、命を守る。先端科学、魔法、超能力、妖精さん、てんこ盛り、暇つぶしにでも覗いてやって。50作少々あるので。
  • 竹谷内医院カイロプラクティックセンター
    ヘルニアや座骨神経痛と闘うあなたに。ここが私の安心サポート。 (カイロプラクティックまとめ記事はこちら
  • 朋和カイロホームページ
    名古屋におけるオレのケツ腰の守護神。JAC認定カイロプラクティック。さあアナタもLet’sバキボキ

ついったー

  • ついったー(暫定運用)

めーるぼっくす

無料ブログはココログ

« 待つな、頼るな | トップページ | 脱力系金曜日 »

2016年9月 1日 (木)

防災の日2016

きっかけは「生き物のような」台風の挙動だったと思うが、そういう気象擾乱や自然災害に興味を持ち30余年が経過した。家族を持ち大きな地震も経験し「防災」はライフワークの一つになった。

そんな眺め続けた30年、日本の自然災害は変わったか?問われれば首肯する。

今とこれからを書き散らす。

●地震

Quake20110311

日本海中部地震(1983)や長野県西部地震(1984)千葉県東方沖地震(1987)が個人的に色々と調べた最初か。長野県西部地震は自由研究として学校に出したら「内申点」を上げてやるからと発表させられた記憶がある(ひどい災害を利用したわけで後悔を兼ねてあえて記す)。

で、姿勢が変わったきっかけは言わずもがな兵庫県南部地震・阪神淡路大震災(1995)である。学者が言った「日本は地震の活動期に入った」。

日本の地震サイクルはフィリピン海プレートの介入が大きな鍵を握っている。南海トラフに代表される太平洋側の海溝型巨大地震群であり、関東大地震である。南海トラフに向かい、その前50~100年は内陸の地震活動が活発になる(ビスケットを割ろうとした時最初に表面の各所にひびが入る)。江戸期~昭和初期の南海トラフ活動が収束し、「次期南海トラフ」に向けて動き出した、というわけだ。「東海地震説」が言われ出したのは1970年代後半だが、その後解析が進み、大きく150~200年周期で発生するものであり、1944/46年の東南海・南海地震は、「濃尾地震(1891)に誘発された」とした方が納得が行く、というのが最近の見方だ。ならば、1854年の活動から200年…2050年頃までに確実に発生し、その50年前に内陸の地震活動が始まる。ピタリ一致する。熊本地震もエネルギ源はフィリピン海プレートの介入であり、この考え方を裏付ける。

実はその点で三陸沖地震活動の流れを近代科学の観測網で捕らえられたのは一つのヒントになる(不謹慎だが学術的には)、と言える。岩手・宮城内陸地震(2008)は東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(2011)に向かう「ビスケットの割れ目」である。そしてこのことは日本の地質構造が大きくフォッサマグナで東西に分かれることと、「M9」が最大クラスであることを示した。南海トラフへの備えの一助になると言って良く(すべきであり)、その点で行政も国民も意識が甘い。まだ10年程度の余裕はあるはず。アナタとアナタの大事な人が生き延びるための努力を。

●台風

Mts113110722201330

地球は温暖化している。台風は「赤道付近の暖気を極地に運ぼう」という大気大循環における局地的な空気の乱れ「擾乱」の一種である。温暖化はこの循環リズムを変えるので、応じて台風の性質も変わる。スパコンのシミュレーションでよく言われるのは「数は減るが強くなる」である。すなわち中々発生しないが、一旦発生するとエネルギ貯まっているので手に負えない、ということだ。伊勢湾台風(1954)は化け物だが、室戸台風(1934)は同等の化け物であり、そのくらいの周期、確率で現に起きている。その上で「強力になる」ということは、今後これらを上回るものも起こりうる、とすべきだろう。現に2016年は日本近海で台風の発生が相次いだ。これは応じたエネルギ供給能力を日本近海が有していることの証左であり、応じた勢力を維持して接近する可能性は大いにある。伊勢湾台風が、そして先の台風10号がそうであるように、台風の移動速度は時に時速80~100キロにも達する。そうなると「衰える暇も無く」および「移動速度自体が風速に上乗せ」されて、未曾有の暴風雨をもたらす。ルート、発達の経緯、そして暴風域を伴ったまま東北に上陸と、「異例」と「観測史上初」を各種記録したこの台風から、我々は多くを学び、予測するべきであろう。「900hPaクラス」日本は対応できるであろうか。

●局所的風水害

Cnwbmb0uwaae40k

「馬の背を分かつ夏の雨」とは夕立の局所性を指す言葉として昔からあるものだが、近年のそれは度が過ぎる。「30年」で最も大きく変わったのは、この局所的な風水害の極端さだろう。勤務先の工場ですら、東半分は土砂降りで西半分は傘も要らないとか唖然とする出来事も起きている。南木曾や広島安佐南の土石流はその最も痛ましい結果の例だ。宅地開発がそうした軟弱地盤・傾斜地に広がっていることも影響していよう。バックビルディング現象だとか、大陸や熱帯地域の豪雨メカニズムを日本で考えなくてはならないのだ。それは同時に突風や雷の発生もセットになっていることに注意すべきであろう。竜巻もF2が稀、であったところ、1999年の豊橋や、2006年のサロマ湖など、「F3」が出来はじめている。巨大竜巻はアメリカの大平原というイメージだが、地形によっては周りから風が入り込むのに丁度良いというパターンもあり得る。考えておいても他人事ではない。

地勢を知り、手のひらに情報をスグ取り寄せるリンクを。情報機器は情報を取得活用してナンボ。アナタとアナタの大事な人を守るために。

« 待つな、頼るな | トップページ | 脱力系金曜日 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 防災の日2016:

« 待つな、頼るな | トップページ | 脱力系金曜日 »

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のトラックバック