マランツNR1607・設定編【ハイレゾ音源も再生】
●セットアップから再生まで
本題に入ろう。マランツNR1607。アトモス・DTS-X対応7チャンネルAVアンプ。フロントメイン2チャンネルはプリアウトできるほか、アンプはバイアンプ駆動など結構アサインできる。めいどいんう゛ぇとなむ。シールベタベタは正直ダサいが店頭デモを考えたら仕方あるまい。
電源入れるとチュートリアルがテレビ画面に走る。テストトーンが出てスピーカパターンを自動認識。入力端子の使う使わない/アサインもセットアップ画面を呼ぶ。
(テレビ見ながらラジオの調整、の図)
CD-ROMの取説と、同内容のPDFがメーカサイトに載っているが、まぁ、チュートリアル一通り操作すれば初期設定は充分である。
●AUDYSSEYによるチューニング
スイープ信号で音響と補正とタイムアライメントを取るのはそれこそDSP-Z11が最初に始めたことだが、時代下ってこのクラスのキカイにも搭載された。
ご丁寧にマイク設置用のボール紙のタワーまで付いている。指示に従い6カ所動かして測定する。アキュフェーズ(200W/6Ω)にフル出力でテストトーン突っ込まれたらどうしようかと思ったが、そこは常識的な音量で一安心(470のメータで-40dBまで振った)。
準備はコレで完了。
●音だし
メインはアキュフェーズなので、サラウンド効果と使い心地だけ、になるが、まず、サラウンドは派手目、すなわちリアたっぷりである。ただ、マルチチャンネルステレオ(全スピーカからストレートに再生)はBGMだらだら流すのに好適。なお、エフェクトの種類はサラウンドデコードとマルチ、バーチャル、だけ。最も、Z11のDSP機能は結局THXと教会トーンくらいしか使っていなかったし、映画の再生機会が減って、2チャンネル再生が増えている現状を考えると丁度良いかも知れない。
ネットワーク再生はパソコンから「MediaGo」で放り込むのが基本で、それで特段問題は無い。レンダラーとして立派に機能し、ボリュームもGO側からいじれる。ネットワークトラブルで切れても再度放り込んでやれば良く、再接続簡単だ(OPPOは切れると再起動必要)。バックアップでパソコンから直接HDMIつないであるが、まぁ使うことはあるまい。
●まとめ
このキカイのいいところは、薄型で設置しやすいこと、オブジェクトサラウンドに対応していること、一定水準のハイレゾフォーマットに対応し、ネットワーク再生が出来ること、であろう。プリアウトはオレみたいな使い方の他、将来のアップグレードにも実に心強い。ちなみにチュートリアル画面において、フロント出力がスピーカ直接駆動か、プリアウトかは、特段意識する必要はない。何か切り替えたりする必要はなく、シームレスに所要の設定をしてくれる。サラウンドが派手目と書いたが、後からチャンネルごとの出力レベルいじれるので、好みのバランスにいじれば良い。
ドルビーサラウンドはほぼレーザーディスクと同時に民生用が出始め、従い35年くらいになるわけだが、ナチュラルで手軽に「広がり」を得られるシステムに成長した。
あなたの自慢のオーディオ・セットにコレ追加するだけで最新フォーマットのシアターシステム。いいんじゃないの?
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