せとでんのレアもん
名鉄瀬戸線は名古屋を通る「名古屋本線」とは線路の通じていない離れ小島で、JRで言うと房総地区や仙石線における「首都圏のお古」と同じく、使い倒しの中古電車を回される時代が続いた。「吊りかけ式」という昭和20年代以前までの電動機装架方式が21世紀を越えてなお残っていたりした。が、2008年。
4000系という専用の新車が投入開始され、一旦、これで統一された。
が、この2016年秋から新参の異系列が走り始めた。3300系という。
「新参」と書いた。瀬戸線では初めてだが、この系列自体は本線系で既に走っているし、実は搬入自体は2015年に済んでいる。先の高架化工事で、恐らく公金補助で動かす電車で、この電車導入本来の目的~朝、1編成足りません~の状態にならないと動かせなかったのだろう。つまり1年以上車庫で「ニート」状態だったわけで(時々油回し目的みたいな試運転してた)、多分、トータルコストではニートの分が無駄になったであろう。ばかげた話だが仕方あるまい。なお、本線用の系列を投入したということは、工事が終われば本線で走ることが目的と考えられる。
乗り心地はまぁまぁ。4000だと起動時にがっくんとショックがあってVVVFなのに何でと思うのだが(おいこら三菱電機)こいつはそうでもない。矢田の急カーブで車輪フランジが軋ることも無い。車内液晶はご覧の通り、数年分の進歩がここにある。
(4000の液晶。これはこれで通勤型で液晶付けたのは当時名鉄で初)
まぁ数年だろうが確率「1/19」の「唯一無二」の存在としてゆっくりしてってけろ。趣味的にも全部一緒じゃ面白くねぇ。
« たいいくのひ #ポケモンGO | トップページ | ガチ避難訓練 »
コメント