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2016年12月12日 (月)

安全を削ると信用が失われる

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最初このニュースを聞いて何でそうなったか判らなかったが。

あぜんとした。営業中のケーブルカーに同乗して目視してんの。そんなことしてりゃいつかこんな事故起きるわ(タイミングにより削除されているかも知れない)。

秋口に自宅アパートのバス乾燥機が故障し、修理を依頼したところ乾燥機丸交換となった。作業を始めてもらうとブレーカーがばこんばこん落ちる。何のことは無い、商用電源を通電したまま交換作業を実施してショートしたのだ。

「ブレーカー落としたらご不便だろうと」

何言ってまんのや安全第一や。幾ら交流100Vかて変な体勢で筋肉固まったら死にまっせ。

「危険と隣り合わせが続くと危険に慣れてしまう」というのは確実にあるだろう。プレス工場の社長さんが指の2・3本無いとか何度も見た。それはたたき上げの勲章かも知れないがこの先はそうは行かぬ。確かに安全装備・防具防護具法の通りに揃えると戦国武者揃いみたいな有様になる。しかしそれら一つ一つに過去の尊い犠牲の再発防止が繁栄されている。なのにこの手の現場労働債の多さはどうだ。報道が増えただけ?否否ウチの会社でも増えているし、それ系の協会の集計でも増えている。世代交代で引き継がれなかった勘やコツ、何よりコスト削減のしわ寄せがあるのだろう。何せ安全コストは生産性自体はゼロだからだ。このロープウェーの事故なんか典型だ。回転数を検出したり、高解像のカメラで撮ったり、色々「直接目視・触感」の代替はあるだろう。さもなくも安全ブースは付けてあって然るべきだ。むき出しでトン単位の機械に乗るとか何事だ。

アナタにとってそれは慣れた作業の慣れた機械かも知れない。しかし人を死なせる・怪我をさせるポテンシャルは常にある。なれば確率はゼロでは無い。然るに防ぐ努力を怠ってはならない。確かに生産性はゼロだが人命は対価で計算できないうえ、人命とともにその企業体への信用も失われるのだから。

今日も一日ゼロ災ヨシ。黙祷。

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