アトピー。解決するか
花粉症持ち40年だが、ひところアトピーも少し持っていた。肘の内側に発疹が出来てかゆいかゆい。掻いても掻いてもかゆみは治まらない。掻くだけ広がる。ただ、中学いる間に症状は穏やかになり、やがて収まった。
それでも収まらなかった場合、大人になるまで引きずる可能性があった。大人のアトピーは「免疫の暴走」が固定化されたことを意味し、非常に治りづらい。
この研究は「EPAS1」という遺伝子が免疫細胞内に多いとアトピーになる、と突き止めた、とするものだ。
結果として、EPAS1の意図的な増減に伴って、かゆみ物質「IL31」(インターロイキン31)も増減する、そうだ。なおマスコミ報道ではここから根治へ道が、とあるが、IL31の働くタイプのアトピーが「既存の薬の余り効かないタイプ」であることに注意を要しよう。つまり開発されるとしてもアトピー万能薬ではない。ただ、「原因系の一つに解明の兆し」が見えたことは確かで、今後の展開に期待したい。
★アトピーの「かゆみ物質」は次が候補として研究されている
ヒスタミン・ニューロペプチド・プロテアーゼ・キニン・そしてIL31を含むサイトカイン類
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