ハレー。あんた今どこで何してるのよ
タイムラインにこんなの飛んできた。
天文クラスタ何も騒いでないぞと思ったら、ハレーのダストトレイルで流れる「みずがめ座流星群」(5月6日)の活動にわずかな期待が出来るかも、という話が、オカルト面の周回遅れで回ってきたものと「ほしはかせ」さん(@hoshihakase )に教えて頂いた。ちなみに、今年のみずがめ群が多かった…というわけではなさそうだ。
で。
このネタでふと思ったのは「ハレー彗星」今どこで何してるの?だ。ハレーは周期76年で、前回接近が1986年であるから、31年を経過した現在、最も地球から遠いエリアを動いている。
ちょっと調べてみよう。シミュレータで軌道と位置を出させるとこう。
観測された事象としてはこう。
・1991年「アウトバースト」と呼ばれる増光現象を起こし、大量の塵を噴出したと見られる
・2003年9月、最新・最遠(42億キロ・28.2等)の姿が直接望遠鏡で捕らえられた
(ESO・VLT撮影…わっかんねーよ)
以後は、沈黙を続けている。ここで、91年のバーストはぶっ壊れたんじゃね?というウワサもあったが、現状、そんなことはなかった、とされている。ちなみに、光学検出の限界はどんどん更新されているので、最も遠い地点に達する2022年の姿を捕らえられるだろうと期待されている。
そして。
2061年7月。月の無い夜明け前の東の空に、彼は壮大な尾を引いて戻ってくるはずである。実は1986年の接近は人類史上最も条件が悪かった。しかし次回は大丈夫。日本でもその堂々たる姿が見えるであろう。
オレ91歳だ。さぁ、早く寝て全裸で待機だ。
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