午前7時2分長野県西部の地震について
7時0分に目が覚めて速報システムの合成音声「ナガノ シンド ゴ」
5?飛び起きたらウェザーニューズの緊急地震速報が起動してカウントダウン。
5,4,3,2,1…ずしんぐらぐら。。。
現地では落石、ガラスの破損、学校の天井ボードの落下などがあったとか。メカニズムを見ていこう。
震源の深さ7キロM5.7。いわゆる「直下型」である。余震が多く、震源が浅い=近いので、その震度も大きめのものになりがち。しばらくご注意。
さて地層の動きは速報解を見る限り、逆断層と横ずれのハイブリッドか。
場所はここ。現在アラフィフの方には「長野県西部地震」というのを覚えておいでだろう。そのすぐそばである。中央構造線でありフォッサマグナの西端部と言って良く、伊豆半島陥入に伴う南から北への押し、東から西への押し、それぞれの力が加わる。断層の圧力軸や運動方向はこれにベクトルが合致する。なお
・長野県西部地震とはマグニチュードが「1」違う。規模は1/30に過ぎない。
・1923年9月1日のものは関東大地震の誘発
・1946年1月13日は「三河地震」
である。
ちなみにだから中央構造線が動くとか、南海トラフの切迫だとか言う向きが見られるが、そも西南日本の地震活動はおよそ150年間隔の南海トラフの支配下にあり、恐らく21世紀半ばのそれに向かって今後この手の内陸地震が増加して行く。それはどこでも起こり、際して「古傷」である中央構造線沿いは起こりやすいと言えるであろう。「いつか」起こるが「すぐ」ではない。「長い目」で見ればこれも前震だがこいつがすぐに「誘発」するわけではない。
現地では引き続き関連する地震に注意されたい。西南日本各地はこういうのが近隣で起こることを警戒されたい。そして今般、警報着信~揺れの到達まで何らのアクションも出来なかったという向きは、何をすべきか決めて訓練を実施されたい。
以上。日常的に地震の起きない名古屋に住まう自戒を込めて。
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