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2017年6月 9日 (金)

非・生産的企業活動

業務遂行上で失敗があると「是正措置」が取られる。それは多くの場合、気付く仕組みがなかったということにされ、「~をチェック」みたいな工程が追加される。

で、新たな失敗が発覚すると、往々にしてこういう質問が上層部から降ってくる。

「追加仕組みが入っていれば、この失敗は起こらずに済んだか?」

は?

何でもそうだが、「変更」「新規」で失敗を防止しようと思うなら、その構造と手順を詳しく把握し、それが使用環境で「その構造ならでは」の不具合を発生しないか、きちんと検証する必要がある。その辺の把握能力は仕組みを作るだけじゃ無理で、情報をかき集める能力となる。それはとりもなおさず技術者としての能力向上に直結する。そして恐らくは、それを独学で習得せよと言うから「抜け漏れ」が生じる。当たり前だが「新規」であれば、「誰も知らない」何かがあるかも知れない。立ち向かうのは個人ではなく集合知である。そゆとこぶっ飛ばしてISOに書いてあるから仕組みだとかベクトルが違う。肝心なことを忘れないように。

で。

失敗が起こると往々にして「叱る」という行為が発生する。ここで一般常識に背くわけだが、企業活動において叱る行為は多分何も生み出さない。要はダメだったことが何で、どうすれば失敗せずに済んだかを学習してもらい、類例を再発しないようにしてもらえば良いのだ。叱るという行為はこのどれにも該当しないし、叱られた側を萎縮させ意欲を削ぎ、叱る時間が無駄になる。生産性の向上に何も寄与しないのだ。良く「日本人は失敗を恐れて挑戦しない」とかいう知ったかぶりの論評を聞くが、その「恐れる」要因の九分九厘はこの「叱られる」にある。寛容になれというのではない、企業活動で最大効率を常に考えて、改善の施策を措置する。それだけの話だ。

「すのぴさん若手に優しいですよね」

優しくなんかねーよ。知らないなら教えた方が話早いでしょ。それだけ。

「社内講師お願いしたいんですけど」

そーゆーことかい。

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