貧血とコンポジットレジンについて
夕刻歯医者。詰め物の下が虫歯ちゅーなら治療するべし。
「麻酔しますね~」
がちゃん。歯医者麻酔ビンを落として割る。まぁリドカインじゃろ?吸って効くもんじゃねーから。
5分待って仕切り直し。
「麻酔しますね~」
針刺されてブツッとか音がする。
5分。なぜか、血の気が抜ける。
「すいません貧血貧血貧血」
注射が好きじゃないのか、身体の中に器具突っ込まれるのがイヤなのか。看護師の娘の物語を書いてるというのに。
5分。
「大丈夫ですか?…折角打ったのでやっちゃいますね」
打ったのでやっちゃいますね。何か凄いぞ。
まず、アマルガム(多分)をドリルと針でひっぺがす。5分で終了。35年間ありがとう。
「うがいして下さい」
もうこの時点で痺れてほっぺた半分感覚ない。うがいしたら唇の締まりが悪くて水がダラダラ。
で、虫歯を掘る。ガーと荒削りした後、キーと「あの音のドリル」で細部を削る。「齲蝕」に「窩洞」を生成する。
『工事』ペダル踏み踏み10分くらい。
「詰め物して行きますね」
詰め物。インレーとか言う。型取って…という方法は知ってるが「今日で終わる」とか言ってたなぁ。
何かペースト詰めてドライヤーの先の様な物をあてがう。ん?熱?タイマーらしきピー音が聞こえて終了。
「材質は?」
「プラスチックです。麻酔切れた後、噛み合わせが悪い、痛いなどありましたら、また来て下さい」
1400円。や、安いぞ。しかし「プラスチック」だけじゃぁオレは納得しねーんだよ。
光硬化コンポジットレジン。ほえー。ドライヤーみたいなのはハロゲンランプか。
「窩洞のエナメル質をリン酸エッチングし、ヌレのよいレジン(ボンディングレジン)を塗布した後、コンポジットレジンを充填する、いわゆるエナメルボンドシステムが誕生した」
(別の論文)
「接着性モノマー含有のボンディングレジンを浸透・硬化」
ふんふん。
ほえ。接着ちゅーか歯の構造体(エナメル質の場合ハイドロキシアパタイト)とメカニカルに結合するのね。
まー樹脂だから加水分解とかあるやろけど、ビッカース強度6ならまぁ(エナメル質7)。
簡単で頑丈だわ。良し。
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