伊勢湾・狩野川・洞爺丸
先のメキシコの地震は、32年前と全く同じ日に起きたとして話題になったが。
日本において「9月25日から27日」は、以下の大規模な被害をもたらした台風が襲来した日である。
・洞爺丸台風(1954年)
・狩野川台風(1958年)
・伊勢湾台風(1959年)
何度か触れているので個々に細かく書く事は避けるが、いずれも、当時としては「想定外」「油断」があった。
洞爺丸は時速100近い猛スピードで進行し、日本海を北上中に逆に発達した。類例を私たちは直近の2017年台風18号に見る。
狩野川台風では上陸前の深夜帯に猛烈な雨が降り続き、夜闇の中で土石流、流出物のせき止めダムとその決壊が相次ぎ、避難所が鉄砲水に飲まれるなど痛ましい事態となった。
伊勢湾台風ではラジオ(当時はコンセントが必要)が停電で使えず、夕方までの警報等で避難行動を取らなかった人々が、高潮や、これに流されて来た重さ4~5tの大量の流木によって命を失った。
今年の台風5号や18号を見て分かるように、大量のデータとスパコンがあっても、台風の進路は2日前くらいまでは確定しない。一方、2日前にはほぼ判明するので、避難は事前にしておく事が出来る。この際、場所、ルート、洪水時や夜間の移動における制約など「事前に」調べておくべきことは済ませておかねばならない。小さな子供さんがいる、お年寄りなど行動制約のある家族がいる、ペット同伴の可否…。
あなたとあなたの大切な人がこの先来るであろう大災害でも生き延びる事が出来ますように。
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