Walkman High-Resolution NW-ZX300(2) #Walkman #ハイレゾ
●車載の送り出しとして
本当は、この記事の前に、「3.5mmステレオミニ・アンバランス」の音質を書こうとしたんだけれど、
このキカイバランスで聞いてナンボやろ。てなわけで略。
クルマに持ち込む。カロッツェリアさん48/16のWAVなら読むのだが、ハイレゾメインとしてはね~。
ZX1とZX100は、ヘッドホン出力の電圧が0.5Vで、この外部入力のスペアナ殆ど表示されなかった。対してZX300は取説に記載は無いけれども、雑誌サイトのレビュー等だと「アンバランス時50mW@16Ω」という。P=(V^2)/Rであるから、V=√PRとなる。16×0.05の平方根を取って0.89V。スペアナもちゃんと表示され、まぁ、実用上問題ない電位。音質はバランス譲りのカリカリした切れ味の良いもの。ボリューム最大の120/120stepであるが、ハイインピーダンスで受けているのでリミッターが掛かったり輪郭が崩れたり、ということはない。車載は常に外部騒音との勝負になるが、これくらいエッジ立っててよい。なお、刺さったりということはない。ウォークマン1発で全て事足りる。これほどの軽快な悦楽はない。
●USB-DAC
この人とガチンコ勝負だ。
ZX300「え?」
ソフトの方は「Sony Audio Driver」が表示されるのでこれを選ぶ。PHA-2Aが「ASIO Driver」なのに、何で違うのか不明。
楽曲アルバムアート画面から上へスライドさせて「DAC」の表示をタップ。
ステレオミニでアンプに送り込む。音質は同じ使い方していたPHA-2Aに比べてメリハリがあって好みだ。全体域ストレートのDCD-SX11に比べると一回り二回りスケールが縮むが「オーディオのクオリティ」は伴っていると言って良い。左右のセパレーション、定位など差は出るが、安っぽい音はしない。このことは「昼ウォークマン夜DAC」として使えるし、こいつを軸にオーディオコンポ買い足して楽しめる事を意味する。「安いがDAC内蔵のアンプやCD」買うより、こいつ+PC+純アナログのアンプとスピーカの方がよほど良い音が出るだろう。
●DDCを通じておまかせチャンネルドライバー
管理ソフト「Music Center for PC」は「Xアプリ」をベースとしているくせに「おまかせチャンネル」が引き継がれていない。が、ウォークマン自身はこの機能を持っている。なんだこれ。
で、この適当再生機能を生かしたいのと、ifi_audioのDAC/DDC「nano_iDSD」が定職を持ってないので、ZX300→nano→SX11光入力でシステムに送り込んでみた。全く問題はない。なお、「USB→同軸」のデジタル・デジタルコンバータは存在自体貴重なので、お持ちの方は大切に。
●まとめ
ZX1や100は、音圧が足らないことで色々周辺機器を使って補填したが、まぁこの人そこら辺いっさい片付いて非常にスッキリした。本体と電源アダプタ、イヤホンヘッドホンあれば十分である。進歩(というか、この位最初っから出来ただろって水準にようやく達した)を感じた。面倒を伴わず遊び倒せそうだ。
300のレビューは基本的に以上。
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