今「録音機」を求めるならば
「家庭用録音機」の仕事が、ラジオのエアチェックやカセットテープへのダビングだったことを考えると、ストリーミングでラジオが拾えてDAPへ音楽ファイルをコピーする時代に、存在意義はほぼ無いのである。なのでいざ「リアルタイムの録音」が必要となると、楽器メーカが用意した生演奏を録音する「オーディオインタフェース」を持ってくるしかなかった。で、自分がローランドのUA-55を押し込んだ話は前に書いた。
で、幾星霜、トップ絵のキカイがオーディオメーカ「TEAC」から登場した。WAV192/24・DSD5.6MHz対応で、SDカードにデータを書く。自動曲番設定機能付き。そして当然、オーディオコンポーネントとしてPCに繋がずとも動く。「DAT」や「MD」の正常進化版と言って良い。
ローランドさんには悪いが、UA-55には「その値段で192/24?」という思いがあった。一度FMの録音に使ってスゴイ音質に鳥肌が立ったが、2時間連続は録音ソフトが耐えられなかった。比してこれならパソコンリソース気に掛けずに「往年の録音機と同じ感覚で」扱う事が出来る。
ラジオの録音なんか滅多にしないし、デジタル化に頭痛するほどレコードないし、カセットも元はCDって奴ばかりだが、パソコンなしで完結する録音機は歓迎だ。
こいつらの引退も近いのかも知れない。
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