ゴルフってやってる?
鉄道模型が「趣味の王様」と呼ばれるのは、「金・時間・場所」を消費する上に、何の役にも立たないという、「趣味」の持つ負の側面を全て備えているからである。最近チラチラ見かける「ゴルフ人口の減少」を憂える記事を見るに及び、双方の「類似性」に気付いた。すなわち、
①金:道具の購入・コースでのプレー・練習…全てに必要
②時間:コースプレーの場合、移動も含めて1日以上必要
③場所:言わずもがな
「紳士のスポーツ」と称するところであり、スポーツなら体力作りの一助になれば鉄道模型と異なると言えるが、クラブ振って歩く以外はカートに乗る歩くか考える時間で、しかもそっちの方が圧倒的に長く、「日頃の運動の成果は差に出る」が、「ゴルフそのもの」が運動の一環かというとチト無理がある。ちなみに自分はオヤジの影響で応じて中継も楽しく見られるし、打ちっ放しも行ったが、何せ「王様」を趣味にしているうえ、腰を痛めたこともあって、今はオヤジの話に付き合える以上の興味は持ってない。
で、「ゴルフ人口の減少」である。道具ガ~とか、親しみやすい環境作りガ~とか記事には書いてあるのであるが、何のことはない、最近の若者は金がない。給料上げてもらえないのに加え、通信費で可処分所得が飛ぶ。しかもその通信費で得られる画面スリスリエンタテイメントで余暇を楽しみ十分なQOLを感じている。
カップインの「コロン」という音を、1日がかりで18~27回聞くのがやっとの「リアルなゴルフ」なんてのはそもそも選択肢に出てこないのである。もっとも、幾らかは、「ゴルフを嫌う母親」の刷り込みもあるであろう。とまれ環境は崖っぷちのアゲンストである。「紳士」は対面のために金を使う生命体だ。金がないのに紳士たれとは無理強いだろう。この点で減少憂い系の記事は全部ちぐはぐ的外れと断言できる。ってか、どんな認識でンな記事書いてんだか。まぁ当人がゴルフやってる上級紳士なら下級庶民の生活なんか知らね何だろうが。
え?鉄道模型如きとゴルフを一緒にするな?
どっちもイギリス生まれの紳士の嗜みだぜw
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