闘将と呼ばれた男
星野仙一氏が逝った。
自分が阪神の応援を始めたのは「余りにも弱かった」からだが、氏はその弱い阪神からの招聘を快諾した。理由を問われて氏が答えたのが
「弱い者の味方をして強い者を倒す。それが男の子だろう」
大いに共感した。
恐らく「銀河鉄道999」の影響だったと思うが、オレも「強さの尻馬に乗るような男になりたくない」と思うようになった。学校でチーム分けしてゲーム、などでも、不得手な子のいるチームを選んだ。応じて阪神の応援だし、今だってポケモンGOのプレイスタイルもその筋は通しているつもりである。なお言うまでもなく999の主人公は「星野」鉄郎である。
かくて阪神は優勝し、そして楽天で再び。哲学を有言実行。これぞ男の生き様であろう。賞賛を惜しまない。引き替え自分はほど遠い。
そんな闘将も「がん」に敗れ…いやいや戦い続けた結果であろう。膵臓がんはいまだ難しいと聞く。2017年12月がメディアに姿を見せた最後というが、常人では不可能だったのではあるまいか。
まだ先頭に立ち胴上げで舞う姿を見たかった。日本野球界の星として輝き続けて欲しかった。
敬意を表し、哀悼の意を。
・宙を舞う闘将の笑み永遠に星を刻んだ男の背中
« キカイのやることですから | トップページ | 善し悪し二題 »
コメント