地下の奥底とその上の空と遙か彼方の宇宙の出来事
ハワイ・キラウェア火山の噴火は人的被害も出て深刻なのはご存じの通り。火山の噴火で降ってくる物と言えば、石と溶岩と灰…なのだが、ここではその石に「かんらん石」が混じっているという。石を専門用語で分類されてもというところだが、「綺麗な奴はペリドットと呼ばれる」と書くと、印象が変わる人も多かろう。
溶岩、よらず地球の土の主成分は二酸化ケイ素SiO2すなわち水晶だが、ここに鉄FeやマグネシウムMgなどが加わるとかんらん石になる。すなわち地下深くで産生された高温のマグマが噴火で噴き上がり、空気中で化学反応を起こして宝石の結晶となって降ってきてるわけ。あんまり喜べないけどね。
「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」まで40キロ程度の距離まで近づいて写真を撮った。
(C)JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
どう見てもデススターです。どうもありがとうございます。
ちなみにペリドットはたま~に隕石に混じってる奴があって、それはそれはエクスクルーシヴな値段で取引されるのだとか。
綺麗に2つのネタが繋がりました寝る。
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