リマインド:気象警報・避難勧告
平成30年7月豪雨の人的犠牲が200を越えた。
さてニュース番組見ていて驚くのは「特別警報の意味を知らない」「どんな行動を取ればいいか分からない」という方が多くいらっしゃること。逃げるための情報は個々人に押し込むシステムが必要と毎々書いてる気がするが、押し込んでも動き方知らないじゃ意味が無い。行政にばかり文句を言う風潮だが、自分の命守るのに自分で調べないとは如何なものか。少なくも今これを見ているアナタは応じて検索が出来るはずである。レーダーで雨雲追いかけろは言わんが、「限界のタイミングと取るべき行動」は調べておくべきだろう。
ちょっとまとめておく
●気象警報・注意報
気象庁が地域単位で出す。
(出典)
「特別警報」は「出る前に避難完了すべき」と書いてある。逆に言うと特別警報は今から逃げるには手遅れという意味である。ちなみに毎度「これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にあります」とか記者会見して言うわけだが、テンプレ化していて危機感がイマイチ伝わらないという部分はある。が、そう思うべきは聞いた側。避難は不可能もせめても上の階に上がるとか身を守る行動を取ること。なお、緊急地震速報は「震度6弱以上の緊急地震速報を特別警報に位置づけます」とある。大阪府北部地震はこいつに該当する。
●避難勧告・避難指示
行政が市町村単位で出す。
緊急性や避難の強制力は、避難準備→避難勧告→避難指示の順に高くなります。
【避難準備】
避難が必要となるような洪水が起こると予想されるとき。
地域の皆さんが、速やかに避難できるよう準備をうながします。
【避難勧告】
安全のため、早めの避難をうながす時に出されます。
拘束力はありませんが、必要に応じて早めの避難をして下さい。
【避難指示】
火災・洪水などにより著しい危険が切迫している時に出されます。
すみやかに避難して下さい。
(出典)
「指示」は命令である。これも強制力の存在がイマイチ伝わらないが、知らないは命を落とすことになるので逃げねばらなない。
で「どうすればいいか分からない」問題である。「逃げろ」→「どこへ」いつもこの議論が出る。少なくも自分の日常行動範囲はあらかじめ調べて抑えておくべきだろう。
起こってからうろたえないように。「愚者は経験に学ぶ」とか悠長なことを言っている余裕はない。自然災害に対して「大丈夫」な場所や地域なんか無い。その地の地勢にカスタマイズされた自然災害が条件整えば牙を剥く。
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