老人会IT担当大臣の悪戦苦闘
父親が「老人会で使って」とテレビをもらったという。なまじパソコンが扱えるせいか電気メカは全部お鉢が回ってくるという。
(日立ハイビジョンプラズマテレビ「W32-PDH2200」)
「また古いのを」
「DVDどうやって繋ぐんだ?」
「これ、画面さえあれば映るキカイじゃねーんだよ」
「モニターは画面だけ、なんだよ。モニターに信号を送るのはチューナーで、別置きになってる。間には専用のケーブルが必要。ケーブルある?」
「…ないなぁ。もらってくるわ」
で、日をまたぐ。
「電源がコンセントに刺さらない」
「アース端子付きだからね。アダプターもらわなかった?」
「知らないって」
「ビックかヨドバシでポチれや。300円」
「300円のために配送してもらうの?」
そここだわるか父。
更に日をまたぐ。
「モニターの主電源を押して、以降はチューナーやリモコンの電源で操作するんだぜ。チューナーの電源は?」
「入らん」
「チューナーの電源コンセント繋がってる?」
「こっちもコンセント繋ぐのか!」
イマココ。
まぁ。
・「テレビをあげる」として当初モニターだけ譲られた
・老人会の存在に意識がある=応じた年齢層
一般にテレビはコンセント挿してアンテナ繋げば見えるはずのものだから、前の使用者さんが2筐体でアース付きコンセントを使用し専用ケーブルなんてもんを理解して使用されていたとは到底思われない。このテレビシステムが発売された2000年代初頭に比べ、現在はハードウェアはまだスッキリしているが、ソフト面ではネット配信への対応が絡んでリモコンでの操作系が複雑になりつつある。「電源を入れるとOSから機能を選ばされる」そんなテレビが「良いもの」として受け止められるであろうか。特にお年寄りは視力の関係で大きな画面の方が良いと思うが、大画面=高機能が昨今であり、OS搭載4Kの確率が高い。
少し、かなり、大きく、首をひねる。あっ(バキッ
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