平成30年北海道胆振東部地震
午前3時・直下型・震度7
恐らく「地震」と気がつく前に巨大な揺れに翻弄され、何も出来なかったのではあるまいか。その恐怖、そして亡くなられた方、お気の毒というほかない。
起きて某然である。殆どの谷で土砂崩れが起きているではないか。
震源とメカニズム。東北東-西南西方向から圧縮され、片方が潜り片方が持ち上がる逆断層型。
震源は「石狩低地東縁断層帯」で地下37キロの直下型とされる。断層地図に震度7の厚真町をマルした。5番(馬追断層)6番(嶮淵ーけねふち-断層)がこれに属する。ただ。
余震範囲を見るとちょっと違う。断層は切り損ねたパンの切れ目のようにナナメになっているのが普通で、地面に現れた割れ目が、地下深くでは随分離れた場所の直下というパターンはあり得る。ただ、余震の範囲は上記断層群(この分布図だと水色の線)と平行になってない。また、断層地図7番は「軽舞断層」というが、これも上記断層群と出自は同じとされる。ならば、それとも異なる。
で、ここいらは学術論文が存在するほど形成がややこしく、四層の海岸段丘の上に火山灰が積もっているので(土砂崩れを起こしたのはここ)、「知られざる断層」が存在する可能性があるという。
気象庁の報道発表よりコピペ
注意点
○過去の例のように、今回の地震の周辺に存在する活断層等で大きな地震が発生する可能性は否定できないため、注意が必要です。
○今回の地震の周辺に存在する活断層で大きな地震が発生した場合には、周辺で震度6強以上の強い揺れになると予想されています。
しんどいが、しばらく注意が必要か。しかし我々は我々の足元に関して何と無知であることか。
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