すりあわせが必要だと思うのだが
若手「すのぴさん『婚活』ってしました?」
してねーよ。妻とはネットの掲示板で知り合った。彼はびっくりである。今やネットで出会うなんて出会い系がはびこって危険の一言。
「前世紀の終わり頃はそうでもなかったんだよ」
さて彼の悩みは出会って2回お食事したが相手に合わせるのに疲れてしまうと。
「自分の場合共通の趣味がきっかけだったからね。そういうのが何一つ不明な段階からだと、まずそういうの探さなくちゃ」
「好きな物が同じ」か「無理なく妥協が出来る」…要はすり合わせが必要なのだ。映画か音楽か飯食うか。
で、ネットコラムでよく見かける「出会いの失敗」は、ここでお互いに自分を押しつけ合ってしまうことだとか。
「次はドコで何するか一緒に決めませんか」
この一言が何故言えない。実行できない。「デートは男が奢るもの」という固定観念もそうだが、一緒に生きてくってのは相互に相手を尊重し、共通認識を持ち続けて行くものではないのか。何で男がお膳立てして女が気に入るかどうかって構図が「当然」扱いなのか。
「名古屋駅14番ホームの東京寄りの端っこで14時23分にお待ちしてます」
自分の場合この手の約束で妻を大いに笑わせたが、だからって1分刻み秒試しでデートのスケジュール決めたらウンザリだろう。もちろんノープランでは計画性がない。だから二人で決めるのである。一昔前なら「ぴあ」をめくって…あたりとなろうが、今ならお互いスマホスリスリして決めてもええやんけ。プランニングを楽しめなくちゃ。そして映画なり食事なりその場でスマホで予約する。これは2010年代ならでは。
「駅前とか適当すぎる待ち合わせはダメだよ。ホームの端ってのは絶対に見落とすことがないから確実に落ち合える」
「今度使ってみます」
頑張ってね。
コメント