音響兵器・コオロギ
「7kHz」の成分が大使館内で反響して不快な音を作っていたんだと。
日本でも虫の声をキライという人はおろうが「健康的不快感」を持つ人はおるまい。「虫の声」と知った瞬間にふーんで終わる。
前も書いたが虫を捕まえて飼うとか世界的にも珍しいことらしい。すると虫は身近な生き物じゃなくなって遭遇=恐怖=忌避となりますます虫から遠ざかる、こうなる。アメリカの映画やドラマで「虫好きの子供」はまず出てこない。
反面、セミの声で夏の描写とか海外では通用しないらしい。セミ鳴いてると警察呼ばれてスプレーされるとか聞いたことがある。
この違いは脳で虫の声を認識するエリアが日本人とポリネシア人だけ異なるせいだという。簡単に言うと我々は虫の鳴き声を「声」として言語担当が処理し、他は「騒音」として処理する。すると「ノイズに満たされた大使館」という有様が思い浮かぶ。機械が甲高い音を立てる工場の中に居るようなものでそりゃ体調も悪くなろう。
ただ、昨今の日本は虫と言うだけで言葉や画像すらも忌避するオトナと、ゲームばかりで野原を知らない子供達が増えている。
平成の次の時代が終わる頃どうなっているやら。
« 寒すぎて何もしない | トップページ | エンターキーの帰還 »
コメント