山形県沖の地震について
ケガをされた方にはお気の毒だが、こんなド直下M6.7で「その程度」の人的被害なら何もなかったに等しいわ。
佐渡島が顕著だが、このあたりの地形には「しましま」が見て取れる。撓曲(とうきょく)という。
小さい図で恐縮だが、ここには太平洋側、ユーラシア側、双方から押される力が加わっている。ざっくりいうと応じて表面がしわになっていて、時々ひび割れて動くのである。
今回の地震は「西北西-東南東に圧縮力が加わった逆断層型」…上記「押される力の方向」とよく一致している。
注意すべきはこの後で、過去の大きな地震をプロットすると、「起きてない」領域がまだある。ちなみにこのあたりにプレート境界があるんじゃね?と分かってきたのは、実は日本海中部地震(1983年)あたりからで、南海トラフ辺りに比べると、学術調査もデータも全然足りない。南海トラフが「予知できないかも」と言ってるありさまであるから、この辺りは尚。
気配りと注意、そして備えを。
この記事の参考資料、図表の出典は
http://www.jma.go.jp/jma/press/1906/19a/kaisetsu201906190030.pdf
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/KOHO/backnumber/14/14-1.html
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