昔の地形を知る方法
洪水が起きるたびに地名や地形から地勢を調べろと意見がわくが、削って埋めて覆われたところが過去どうだったか知る手段はなかなかない。特徴的な地形や地震多発地域は論文がゴロゴロあるが、それ以外は図書館でも行って掘るしかない。
ただ。
国土地理院が戦中あたりからの航空写真をアーカイブして持っている。なお昭和20年以前のそれは殆ど米軍が爆撃ポイントのリサーチで撮影したものであるが。
以下に小学生のころ住んでいた新興住宅地の1963年-1977年-2007年の変遷を示す。
ため池抱えた水耕地帯を切り開いて住宅地にしたと見て取れる。ただし、水耕と言っても元より沼沢地だったわけではない。そばに「愛知用水」が通っていることから、用水の水を引き込んで貯めるよう整備して、水田を広げた開墾地と推察できる。ちなみにここは丘のてっぺんだったところで、カラー写真で道路がスパッと切れている(道の北側はゴルフ打ちっぱなし)あたりで崖になっている。
従って「過去の事例」を望むことは不可能である一方、水を人工的にため込んだ場所であるから、地震による「液状化」の可能性が否定できない、とこうなる。
なお実家はオヤジが今回の水害を機に聞きかじった話だと「池」を埋めたというが。
んなもんどこにもないわw
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