冬の読書
「どこに『読む』要素があんねん!」
理科年表の数字や図表を見てニヤニヤ出来る人は相当数おるやと思う。今年は「質量1kg」の定義が「このおもりの重さが1kgじゃ」という奴から
えーとね←覚えてないんかい
「プランク定数hをジュール秒単位で表記したとき6.62607015×10^-34」
わかる?
意図するところは
・セシウムの遷移周波数(ΔνCs)
・真空中の光の速さ(C)
・プランク定数(h)
・電子の電荷(e)
・ボルツマン定数(h)
・アボガドロ数(NA)
・発光効率(Kcd)
をベースに、質量kg、時間秒s、物質量mol、電流アンペアA、温度ケルビンK、光度カンデラcd
を定義するようにしましょう、としたわけ。プランク定数hは単位が(kg×m^2)/sなので、時間s=セシウムの遷移周波数ΔνCs
の逆数、距離の単位m=光速c/時間sなので、キログラムがhとcとΔνCsで定義できちゃう。じゃ、手垢のついたおもりじゃなくてそれにしましょ、というわけ。ちなみに元々は1m=地球の1周の4千万分の1、1秒=地球の自転の1/24の1/60の1/60、1kg=水1リットル(10cm^3)の質量、セルシウス温度℃=水が氷から沸騰までに変化する温度の100等分。が、後々これらが結構あやふやで「この状態なら絶対変化しない」ってポイントも見つからないことから、精密に計測できたり計算で固定値が得られる数から逆に決めましょう、になってきて、2019年、ようやく「プランク定数h」が日本の産業技術総合研究所によって精密に測定され、決まった、という次第。
あ、けもフレは環境問題でコラボなんだって。まぁそうでもせんとこんな本を若い人が見るわきゃねぇw
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