カビゴン交換する約束してたんだぜ
著書やテレビ出演も多い高名な研究者と、そのお嬢さんと、面識がある。
元々研究者をツイッターでフォローしていたが、お嬢さんが講演等のマネジメント業務を開始するにあたり、ご自身のアカウントでフォローされた。それが始まり。そのうちポケGO仲間であるとわかり、研究者のイベントで会話する機会を得た。
「カビゴン持ってないんですよ」
「そのうち交換できるようになるからキープしときますよ」
「約束ですよ」
まだ交換機能が実装される前の話。
それから暫くして、病気療養に集中するためSNSアカウント削除します、という連絡があった。
年の単位を過ぎたであろう、今日になって研究者から頂戴したのはお嬢さんの訃報であった。
面識のある、自分より若い方が亡くなるというのはそれだけでショックなのだが、その父上たる研究者のお気持ちも自分が父親であるがために震えが出てくるのである。その旨のお知らせをツイッターという砕けたメディアで流すのにどれほどの力を必要としたか。
七夕に捕まえたカビゴン。光年を越えて届け。
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