義父と住まいて
「喪中はがき」を見た義父がつぶやく「こいつも逝ってまったか」
「寂しくなるなぁ」
八十代であるから、寂しさは減ることはない。必然の範疇に入る。仕方がない、のだが、心理的な影響を思うと痛い。
今年も著名人が逝かれた。先の中曽根康弘、そして「石川五ェ門」「キャプテンハーロック」等、渋い男声で知られる井上真樹夫氏の訃報を目にした。
「もう少し生きてゃあだわ」
とは、同居するにあたり意を伺った時のお言葉。ならば、と「息子おったらこんな感じ」であれこれ仕掛けているのは既報の通り。ただ、ベースにあるのは「マイペースでいられるように」であって、そう旅行だのなんだの引っ張りまわすつもりはない。「いっぺんにいろいろ」は禁物なのである。ただし「なんでもできる」環境は用意しておく。老後には趣味を…とかよく聞くが、趣味なんてのは子供の頃の知的欲求と充足感がベースで形成されるものであるから、ゼロから興味が持てるものってのに巡り合うのは難しい。
「お、理科年表かね」
化学メーカにお勤めだったから「ツール」であろう。
んだば「天」とか「地」とか「気」のページ、手出ししません?
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