【プチ家電レビュー】コードレスハンディクリーナ ツインバード HC-EB23W
●冒頭の能書き
ハンディクリーナを更新した。ツインバードのHC-EB23W。2020年7月発売。「出てすぐ」のタイミングである。ビックカメラで5480円。前任機エレクトロラックスの半値。さてどんなもんでげしょ。めいどいんちゃいな。
●外観・付属品
ノズルとしてブラシ付きと液体用ゴム口が付属。置き台はこれらも同時にセットできて紛失防止に一役。大きさは前任機と比較して同等。
●充電
バネ式のコンタクトに接触させるスタイルで、置き台に乗せればストレスなくここに接触。前任機は接点との接触を確かめながら置く必要があったし、実家に放り込んだ国産別メーカはACアダプタの出力を直に挿す
とか使い勝手の点で首をかしげたが、その点は合格。但し充電は空→満5時間でタイマー式で終わったら切れるだけ。しばらく使わないと自然放電の懸念がある。
●性能・使い勝手
— すのぴ@キュアカイシャイン (@sunop2000) August 13, 2020
動かすとこう。電池はニッケル水素で電圧4.8V(4直)。この辺りは前任機と一緒。音はチトうるさいがサイクロンだしこんなもんだし「ちょこっと使い」のキカイだから充分許容範囲。今回こだわったオンオフスイッチはスライド式で、電池-モータ間の接触は機械的に切断される。充電が5時間タイマーあと放置と書いたが、電池が回路的にオープンなら漏れ電流は少なく、純粋な自然放電のみとなる。「しばらく使わなかったらいざというとき動かない」リスクは応じて少ないはずだが、これは引き続き検討。
ノズルはちょこっと長めなのが意外や有能で、例えばこういうジオラマの中とか突っ込んで掃除できる。なお、ここにはリアル土と砂利が敷いてあるが、それらを吸い込む能力を有する。前任機に比して吸引力が低いとは感じない。なお、液体は試していない。
ゴミ捨てはボタン式のロックを外してタンクを分離し、フィルター部分を引っ張って外す。ハンディクリーナの標準的な構成。ちなみに電源スライド式にこだわったのは、どっちもボタン式だと、電源と間違えてこっちのボタンを押した場合、ゴミタンクが落下してゴミをばらまく危険があるから。
で、ゴミ処理。ゴミ箱の上で裏返せば殆ど落ちるが、フィルタの目の部分など残るので別途払う必要あり。良くこの手のキカイの宣伝で「手が汚れない」とかあるが、粉塵は樹脂ボディに静電気でくっつくので、いつかはブラシ等でメンテ必要。なお、フィルタを戻す際はタンク側の溝に合わせて押し込むが、この溝の幅がけっこうシビアで1発で決まらない。まっすぐセットする必要性は理解するが、もう少しテーパを切って誘導するなど出来なかったか。
●総括
「間違い」「不完全」が起こりにくく、「必要なときにサッと使える」ハンディクリーナの要求を満たすもの。一元的品質として合格。「モータによる吸引」という原理機能だけのキカイなので「魅力的品質」の訴求項目はそもそも乏しいが、ノズルもまとめられる置き台は評価されて良いだろう。何より初期品質でのコストパフォーマンスは前任機の2倍だ。
懸念があるとすれば充電の方法だが、心配なら毎日少しずつでも使えば良いわけだし、応じた出番もあるだろう。しかも使っても数分のキカイであるから、多少放電してしまったとしても極端な能力低下が生じるとは考えにくい。急速充電とトリクル充電の切り替え、応じた監視回路搭載のコストを考えるとバッサリした妥協と言えるか。
80点。減点は音を気にする人がいるであろう(個人的には気にしないが1階で使っているのが2階で分かるw)ということと、ゴミ処理後のフィルタ再セットに慎重さを求められること。欲を言えば電池もう一つ増やして6Vにしてくれれば目覚ましい吸引力になったと思うので。ってまぁこの手のパック電池で「5本」って作りづらいし需要もあまりないんだけどね。
単機能をお安く。その姿勢は買う。
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