名古屋市民が9月26日に書くべき事は
先の台風10号で「特別警報級」とさんざ記者会見したせいか、950hPaを下回る台風の接近にしては被害が少なかったという印象である。ただ、1991年19号(いわゆる「りんご台風」)以降、強い勢力で接近・上陸する台風は増えており、伊勢湾台風が「別格」で「最悪」ではなくなりつつある。
(https://www.cbr.mlit.go.jp/shonai/oshirase/kisya/kisya/200907/pdf/betu-1.pdf)
国土交通省が、伊勢湾台風を越えるスーパー台風のサンプルとして「室戸台風」(上陸時中心気圧911hPa)を紀伊半島に上陸したと想定したシミュレーション。
名古屋駅の位置に矢印を追記した。河川の決壊位置とか仮定はあるが、おおむね名古屋駅より西側、伊勢湾台風被災地域が21世紀令和の世になってなお、同じ事態の危機に瀕しているという状態。治水行政の遅延は糾弾されて然るべきだが、まずはこの現実を認識して「どこへ逃げれば良いか」考えるのがすべきことであろう。台風は地震と違い、いつどのくらいの勢力で来るか予想が出来る。
死者4697名。不明401名。「常識外」が「通常」に変わりつつある。
その状況で「常識外」が訪れたら何が起こるか。
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