2020年ノーベル賞科学3賞
…説明しやすいから助かる(=顕著な業績)
●医学・生理学賞
C型肝炎ウイルスの発見。更にウィルスの分離(取り出し)と複製に成功し、有効な薬の開発に寄与。納得じゃないですかね。
●物理学賞
「ブラックホールの証明」
イラスト左端、ペンローズ氏はアインシュタインの相対性理論からブラックホールの存在を理論的に証明、ゲンツェル氏とゲッズ氏は我々の銀河系(天の川銀河)の中心にある巨大ブラックホール「サギタリウスA*」(いて座Aスター)を観測し、ブラックホールであると観測によって明らかにした。ちなみにサギタリウスA*の観測結果が描き出した成果は結構ダイナミックなもので、専門家による解説もゼヒご参照を。これは見ただけじゃ分からないモノが宇宙には実在することの大きな証明であることを示し、「この世はどうやって出来ていて、この先どうなって行くのか」を解き明かすのに大きな一歩。
●化学賞
「ゲノム編集の新手法開発」
正確で高効率な編集手法「CRISPR-Cas9」(クリスパー・キャス・ナイン)を開発。
(https://www.cosmobio.co.jp/product/detail/crispr-cas.asp?entry_id=14354)
平易に説明する自信が無いのでその絶大なる効果だけ。どんな遺伝子も、簡単に、迅速に、かつ高い効果で特定の機能を持たせたり失わせたりできる。これによって病気を起こす部分を特定したり、ひるがえって治療法の開発につながる。
…どこかの国がノーベル賞欲しくて欲しくて仕方がないらしいが、まずはこれまでの業績を評価し、それを一般市民が理解できるような知的水準向上と探求の雰囲気を醸成し、成果として研究者が現れて世界・人類に貢献することが必要なんじゃないですかね。
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