遊び半分の悲劇
何とも痛ましい話で。
フォークリフトってこんな姿で車重が1トン以上あるんですよ。トヨタの代表的な乗用車「カローラ」とほぼ同じ。なんでか?
「お姫様抱っこ」というと、アニメや結婚式広告の定番ビジュアルだったりしますが。
(何か不適切だな)
ふつーに成長した女性は少なくとも40kgはあるわけですね。単純に腕で支えようとすると「前へ」転げ落ちようとするわけですよ。なので、のけぞるか、腰を落として重心を下げるか余儀なくされる。その姿がスタイリッシュじゃないというなら自分が重くなるしかない。
フォークリフトってお姫様抱っこそのもので、フォークに荷物抱えてのけぞるわけに行かない。応じて重いわけですよ。この「事故」はフォークに子供を乗せてぐるぐる旋回していて子供が落ちたとか。そこですわ「重いコマ」状態の機械が止まれるわけもなく。圧力=質量÷面積であって、すぐどかせばというわけでもない。
この父親を糾弾することは簡単だが、それは「フォークリフトに子供を乗せるとかバカか」ではなく、根本的に「業務」の場に「子供」という「私」を入れてはいかんという結果を再認識させる。業務の現場には安全規則というものがあると思うが、それはそこを「遊び場」にすることは考慮していない。業務上の注意は業務遂行にのみ適用される。
落ちる・倒れる・巻き込まれる。そこに子供を居合わすな。
ご安全に。
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