HDE226868
怪しげなコードネームのようだが実際怪しい。正体はこいつだ。
青白い方が青色超巨星HDE226868。右側の円盤…の真ん中の黒い点こそは「ブラックホール」はくちょう座X-1だ。HDE226868は太陽質量の15倍と見積もられ、しかし5.6日周期で「何か」に振り回されている。これだけのサイズの星を振り回すのなら応じた大きな質量であろう。調べたのが故・小田稔宇宙研所長で、おや?
太陽の6倍質量だが直径は300キロ以下。
月はおろか、「東京-名古屋間」に太陽質量の6倍分が詰め込まれている。
そんなもの、予言された「ブラックホール」以外あり得ない。
故・ホーキング博士は、こいつが「ブラックホールでは無い」方に掛けて1974年に負けを認めたというエピソードがある。
で、このほどこの人を地球直径を利用した「電波干渉計」で調べたんだと。そしたら、
距離:6000→7200光年
質量:15太陽質量→22太陽質量
と、見積もられた。これまでに見つかったブラックホールで最も重いそうな。
怪しい奴はまだまだ怪しさを提供してくれる。
« マッドサイエンティストの散髪 | トップページ | 休日のルーチン »
コメント