delirium
義父は午前中一杯掛かってようやく身体を起こせる、という状態。少し動くと疲れてしまうこともあるが、病気の影響でうつらうつら。呼ばれて枕元に行くと
「イトウさんが転んだ」
就寝して夢見ている人を強引に起こした状態、とご理解願いたい。
だいたいそういう場合話を合わせるのだが、場面が理解できないと合わせることもままならぬ。
「大丈夫ですよ」
「転んで血だらけになっとったが」
テキトーなことは言えないのですよ。
基本、悪夢を見る病なので、切羽詰まったシチュエーションが多い。
5分くらい経って「あれ、ここ家か」
・いきなり理解不能の面倒くさいシチュエーションに放りされてどうしたらいいか分からない
んですよ。ご本人が。異世界転生じゃないが、それに近い。恐怖と不安の支配下。
「コーヒー飲みませんか」
コーヒーというリセットと安息効果のある神飲料。
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