倍速視聴と説明セリフ
こんち語尾に「~わ」って喋る女は絶滅しとるのに頑なにそれを続けるアニメやドラマが気に食わない。無くても「女性」と判る語り口が出来るだろうが。
と同レベルに違和感バキバキなのがはびこる「説明セリフ」である。要は設定や、提示された場面の背景をセリフとして喋らせる。わざとらしいしくどくてうっとうしい。プリキュアみたいな年齢層に応じた配慮なら判るがいい大人が見るものでまぁ。最たる物がCM入りの前を繰り返すって奴だ。視聴者はバカか。
そうすると「必要な情報は映像メディアであるにもかかわらず全部言語情報で得られる」とこうなる。それは視聴者が映像から読み取る能力を低下させると同時に(テレビを見るとバカになりました@昭和。然り、然り)、音声情報だけで全体を繋ぐというスタイルを生み出すことになる。画像の記事はそおゆう「セリフの聞きかじりだけで『見た』ことにする」時代のげに恐ろしき。理由はコンテンツ多過ぎじゃぁ…なのだが、まぁ視聴者育成失敗の分が大きかろう。本来質の低いコンテンツは淘汰されて「出てこない」べき(少数精鋭)なのだが、全部低くなった結果「凝縮」したくらいで充分なのばかりになってしまっている。ちなみに最悪は「ためしてガッテン」だと思っている。3分で済む話を大げさに膨らまして引きずり回し尺を稼いでいる。大抵、テーマだけでググると応じた論文が出てきて、ゲストの紹介が終わる前にこっちは結論を得ていたりする。なお21年度のNHKの予算は7000億円だそうな。3分を30分に引き延ばすのは番組を作るとは言わない。作業の結果を電波電力と税金まがいの受信料使って押しつける作業である。
ロードショー番組が減少傾向だが、映画は大画面と2時間という長さ、映画館=ザッピング不可という枠の中で作っているので、視聴覚+時間の全てを有意義に使って物語る。それを身体全体使って理解し己が記憶として行くことが快感なのだが、それは見る側もそおゆう能力を醸成されている必要があるので、スマホチラチラ見ながらセリフだけ拾っていくという「コンテンツの消費」世代には「長すぎて退屈」という印象もたれる可能性の方が高いのではあるまいか。悪貨は良貨を駆逐するというが、手のひらでサクッとと、真逆にあるそおゆう物は応じた駆逐の対象となる可能性が高かろう。2時間没入するより30分で10編のコンテンツをサラッと知りたい、のである。サビだけ知ってりゃ話題について行ける量産型アイドル楽曲と同じ。でもそうしてしまったのはクリエイター側自身。
少なくも、密度を上げる必要があるんじゃないですかね。そういうの「めんどくさい」って言われる時代に成り果ててるかも知れないけど。
…するってぇと「最短凝縮型コンテンツ」=俳句と短歌の時代か。
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