リンク

  • 創作物語の館@ココログ出張所
    別途お話を書いています。携帯端末で気軽に読めそうな短いのと、携帯端末でどうにか読めそうなデータ量に小刻みに切り分けた長いのと。 メインはファンタジー、冒険、命を守る。先端科学、魔法、超能力、妖精さん、てんこ盛り、暇つぶしにでも覗いてやって。50作少々あるので。
  • 竹谷内医院カイロプラクティックセンター
    ヘルニアや座骨神経痛と闘うあなたに。ここが私の安心サポート。 (カイロプラクティックまとめ記事はこちら
  • 朋和カイロホームページ
    名古屋におけるオレのケツ腰の守護神。JAC認定カイロプラクティック。さあアナタもLet’sバキボキ

ついったー

  • ついったー(暫定運用)

めーるぼっくす

無料ブログはココログ

« ドゥユハブ危機感? | トップページ | てっぺん回って »

2021年6月21日 (月)

必要こそ発明の母

Photo_20210621211301

いや別に「外為法上の『り地域』」を揶揄するためじゃないんでやんすよ。かの国も事情は一緒で、気質的により表に出やすいのかな、と。

「特許」

よく地域の発明家や自由研究KIDSが出したと取ったとニュースになってますが。

・出願:特許庁に特許にして、と審査を頼むこと
・公開:出願より1年6ヶ月後に「こんなの出願されてます」と公開されること。侵害や先行出願(先に考え出された)がないかこれで確認
・登録:「特許」として認められる。ただし維持するには費用がかかる

こうなってるんでやんすよ。発明ニュースは「出願」と「登録」をゴッチャにしてるキライがありますが、商品として販売しないと(根本的にそれを独占する権利なので)一方的に金を取られるだけ、になるわけ。審査から権利満了までの20年にかかる費用はざっくり100万。商品化……モノを大量生産するにはそれなりの設備と材料がいるので、それら初期投資も込めて儲けを出そうとすると、よほどイノベーティブなものじゃないと手が出せない、こうなるわけです。

で、企業活動ではそれが前提なので「独占販売するためにとにかく特許取れ」こういう指令が研究開発に下ります。でも発明ってなにがしか「克服すべき課題」があって、「よりよくできる気づき」が結びついてできるモノなので、「課題と解決」を探すならまだしも「特許を取ること」が目的になるとgdgdになるわけ。「冬のPC作業寒い。ピコーン!USBでスリッパにヒータ入れて暖めればいいじゃん」

M78550276450_8

「却下」

みたいな。でも、ノルマがあるので数撃ちゃになって、「リチウム電池で動く電気スリッパ」「ヒーターじゃなくてペルチェ素子(※)で動く電気スリッパ」とかになっちゃう。「産業上の利用分野」って項目を書く必要があるんだけどねぇ。結果、「本当に解決すべき課題」に目が行かず、膨大な時間と費用を割いてゴミが量産される。

スマホのような「こんなのがあると便利」なイノベーションはなかなか生まれない。けど、「これ面倒くさい」「なんでこんなことする必要があるの?」「もっとこうなればいいのに」ってのは生活や仕事の中で案外あるもの。

特許はあくまで「手段」を権利化するもの。目的じゃないわ。

※最近のビジホによくある音のしない冷蔵庫に使われている。冷やす反対側は温まる。

« ドゥユハブ危機感? | トップページ | てっぺん回って »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ドゥユハブ危機感? | トップページ | てっぺん回って »

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック