生き延びた場合
ナミアゲハ。もりもり葉っぱ食っていたが、突然長く伸びて動かなくなり、そのうち七転八倒し始め、あまつさえは根元に落ちた。そこで拾い上げたのがこの状態。
葉っぱに戻したところ性状の悪い糞を大量に出し、ああこりゃ何か病気だもうだめだと思っていたが。
元気を取り戻して葉っぱ食ってる。
病気になって、治った?
次の脱皮、蛹化(サナギになること)、羽化とハードルはいくつかあるので予断は許さないが、ひとつ言えるのは、「落ちた」時点で野生であればアリの他各種捕食者の餌食になっていたであろうと言うこと。この子は屋内にいることで確実のその点では生きながらえた。いいことか悪いことか知らんが。
ちなみに似たような状態のがもう一匹いて、性状の悪い糞を大量にし……の状態。「昆虫の流行病」なんか研究した者はいないだろうが、あっても不思議では無い。1本の木に10匹いるしね。
なおその中には食い散らかすような奴もいれば、一所にとどまって食って戻りを繰り返す奴もいる。「個性」があるである。
ちなみにカーテン開けて陽光を入れていたら、アシナガバチがガラスにガンガンぶち当たってきた。彼らはこの手のイモムシを肉団子にして食うわけだが、「ガラス越しに見えたので襲いかかろうとした」のである。
一寸の虫にも五分の魂というが、少なくとも人間が思っている以上に複雑でハードな「生きるための戦いと確率」が存在している。
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