9月26日という日は
(眼@狩野川台風:wiki)
1954年台風15号「洞爺丸台風」:人的犠牲1761
1958年台風22号「狩野川台風」:人的犠牲1269
1959年台風15号「伊勢湾台風」:人的犠牲5098
いずれも9月26日に上陸、そして戦後になって台風による人的犠牲の多かった台風上から3つ、となる。名古屋では伊勢湾台風の慰霊祭があったとニュースになったが、これら台風の被害地域各所で慰霊祭が行われたであろう。
さてこれら台風はそれぞれ「特徴」を有している。すなわち。
・洞爺丸:台風の移動速度上昇に伴う急接近・暴風
・伊勢湾:高潮
・狩野川:豪雨
従ってこれら災害をよく知ることは、温暖化で強力化しつつある「令和の巨大台風」が来たとき、何が起こるか、どう対処すべきかの示唆を与える。洞爺丸は台風自体の風に移動速度が重畳されて暴風になったものであり、伊勢湾は強さと通過位置によって「吸い上げ効果」と「吹き寄せ効果」が重畳、狩野川は強力な台風と秋雨前線の活動が重なったものだ。現代は衛星写真や数値解析予報が進み「いつドコに来るか」はだいたい予想ができるが、それは起こることを防ぐものではない。すなわち必要なことは命を守る行動であり、それは「逃げろ」である。
台風は海水温27℃以上で発達すると言われるが、例えば本日ただいまの日本近海の海水温はこうなっている。
「発達し、勢力を維持したまま」日本を伺う強大な台風がいつの日にか来ることを確信させる。
こんなのが、このままで、上陸する。
「何をすべきか」考えておくことは無駄じゃない。「ゼロ」こそは前述の犠牲に対する我らの出すべき答え。
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