蝶よ花よと申しますが
こののけぞってるクロアゲハは「もがき苦しんで七転八倒」しているのである。
前の記事で書いた「下痢の様相を呈す病気のような症状」を呈した個体には共通点がある。
花、美味いか? #アゲハ pic.twitter.com/DZmvOxWUOi
— すのぴ@キュアカイシャイン (@sunop2000) September 4, 2021
花を食ったのである。
柑橘類の花をいじると「柑橘系の香り」が指につく。この匂いの正体はリモネンといって、要は「毒」である。このほかにリナロールというアルコール成分があって眠気を催させる。
一部植物は昆虫による食害対策として、食われた刺激で毒を作ったりするものがある。実は柑橘類の葉っぱ自体にはソラレンとか毒物多いのだが、アゲハ類はものともしない。じゃぁ食われっぱなしか?という疑念はずっとあった。が、もしも「故意に花を食わす」なら納得できる。彼らは人間で言うところの腹痛を起こしたか「悪酔い」をしたのである。ちなみに症状を呈した者のうち3匹までは、尻を下に枝に捕まらせることによって、下痢状の糞の排出を促し、その後元気を取り戻した。
治療法(?)確立したぞ←本当か
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