婿入り
……スピーカの話だ。更新したので本機はお役御免である。9年間ありがとう。
下取りに流してもいいのであるが、カタログ現行機とはいえ基本設計は2010年。しかも9年使用だ。ジャンクになるより婿に出した方がいい。
先日オーディオに返り咲いた整体の先生に持ちかけてみる「ぜひぜひぜひ!」おかのした。施術日にクルマに載せて持ち込む。
オールディーズを主体に低音がお好みとのことで、容積のあるこいつは好ましかろう。同時期に用途廃止したサブウーハのSW210も付ける。
鉄筋アパート3階コンクリ打ちっぱなし5畳間に運び上げる。とりあえず結線してアンプマランツ5005はピュアダイレクト化粧なし。
「入力何ワットです?」
「定格40最大160ですね」
って40も突っ込んだら鼓膜破れますよ。ちなみにスピーカ定格>アンプ定格の不等式を絶対条件にしている方見えるが、そんなに突っ込まないので気にしなくていい。クルマを常にフルパワーで運転するわけじゃなし。ワッテージは余裕。
「サブウーハは今は繋ぎません。最初から濃い味付けにすると素材のどこが過剰で不足か分からなくなるので、このナニもいじらない状態で1週間聞いてみて下さい。そこで前のシステムに戻して、前のシステムが不味く聞こえたら、こちらそのままお引き取り下さい」
「なるほどなるほど」
中森明菜とか、プレスリーの「GIブルース」「マイ・ウェイ」とか鳴らして行く。明菜はドンシャリだ、そして中高域に荒っぽさがある。ヤマハ・ビューティ
(キュアビューティだ)
は中高域にキラリを持たせてあるのだが、それが出しゃばり過ぎな感じ。スペック自体は50kHzを謳っていて、中高域出るのは確か。ただ、アンプが御せてない……ってまぁ、E-470は雁字搦めなのだが。
♪ま~いうぇい!
コンクリ打ちっぱなしなのでそりゃ気持ちよく響くわ。欧米人男性ヴォーカルを朗々と聞く。これは部屋構造のアドバンテージ。
「マイウェイはフランクシナトラよりプレスリーの方がええっちゅーねん」
「わはは」
今日はここまで。お気に入りならお代と引き換えに210繋いで少々チューニングの予定。オールディーズ主体ならベンチャーズのデケデケが野太く鳴るのがまず目標だろう。ただ、トーンコンで持ち上げると多分、アンプがスピーカの逆起電力に負ける。210のサポートを得るのが正解だろう。うん、悪い提案じゃないことが見えてきた。
「いやーありがとうございます。これで電気消してろうそく一本でチビチビやるんですよ」
マランツアンプの青いランプと。いいじゃないすか。
F500。第2の人生かわいがってもらえよ。
« TAD-ME1(その3・音質インプレ) #ハイレゾ 【ハイレゾ音源再生】 @otaiaudio | トップページ | 勤務? »
« TAD-ME1(その3・音質インプレ) #ハイレゾ 【ハイレゾ音源再生】 @otaiaudio | トップページ | 勤務? »
コメント