二番目の月(もどき)
「ルナツーか」
違う。ちなみにこの図に出てくる「L**」のLはLUNAではなく「ラグランジュポイント」(Lagrangian point)で、重力的平衡点である。ここに居ると吸い込まれたり飛ばされたりしない。
さて。
「カモオアレワ(Kamo`oalewa)」と命名された天体ござる。ハワイ語で「かけら・破片」みたいな意味。ハワイ語なのは、ハワイにある探査システム「パンスターズ」が発見したから。直径50mくらい。
(想像図・アリゾナ州立大学)
この人、500年ほど前に地球の重力圏に捉えられ、地球の上行ったり下行ったり、前行ったり、後ろ行ったり……要は周りをぐるぐるしながら、あたかも第2の月のように地球と一緒に太陽を巡っているそうな。こういうのを「準衛星」と呼びます。 ただし、地球との距離は1400万キロ(地球と月とのそれは38万キロ)離れているとか。
ややこしいのはこいつ、「月」のかけらっぽい、ということ。つまり、隕石等が月に衝突して宇宙空間へ飛び出したかけらじゃないか、というわけ。ちなみに似たようなので「火星からはじき出されて隕石として地球に落ちてきた石」ってのもござる。
あと300年くらい、地球の周りにいるそうな。少しの間庭に同居しているトカゲやカエルみたいなもんですかね(違
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