冬の夜にトルネード
何もないじゃんか。(ツイッターから)
アメリカで大規模な竜巻が多数同時に発生し、大きな被害が出ている。
「町がまるごと無くなった」なんて話も聞く。大げさなようだが、濃尾地震(1891)が全国に伝えられたときの電報は「ギフ ナクナル」(岐阜なくなる)だったし、東北地方太平洋沖地震の津波災害で「壊滅状態」というテロップが画面に出たのを鮮明に記憶している。深甚な被害が生じたであろうと極東より心痛める。
知りうるにアメリカの竜巻オンシーズンは夏前である。だが今回は「夏のような暖気」に覆われたタイミングで上空に真冬の寒気が入り込み、活発な寒冷前線が発生、季節外れの竜巻群を惹起した。
荒天の暗闇に稲妻が走り、ようやく竜巻に気がつく。その恐怖、いかばかりか。
「全部無くなっている」ので被害の全容がつかめないのだという。「吹き飛ばされて」行方不明の方も多数。
大規模な竜巻・トルネードは、アメリカの地質スケールだからこそ、と、これまで言われ、思われてきたが、「激しい寒暖差による極端な寒冷前線」は日本でも大いに起こりうる。それはこれまで起きたことのない「F4スケール以上」の発生を考えなくてはいけないのではないか。
今回の被害はおおむね「F3」スケールで、場所によりそれを越える被害がありそうだ、とのこと。
鍋で湯を沸かしているとき、火力を上げると何が起こりますか?沸騰が激しくなりますね。
温暖化は「極端」になることなのです。
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