215系という電車
「通勤電車で座れない?だったら椅子を増やせばいいじゃない」
基本的にそーいう発想で作られたのがこの電車。オール2階建て。ただ、その代わりに乗降用のドアが2カ所しか付けられなかった。
上下客室の乗客がここから降り、ホームに待っていた人が順次乗って上下客室に分散する。
要するに乗り降りに時間がかかりすぎるわけですよ。元々
こーいう「両端に扉があって間は座席」という構成で乗り降りがさばききれなくなって
こーいう3扉にしたわけですから。2扉に戻して座席増えてるとかそりゃもう。
元々朝夕の定員制通勤ライナーの他は、乗り降りの機会が少ない快速電車に用いられていたのだが、その快速電車の停車駅がドンドン増えて行った上に、速度の出る新型電車が多くなると「邪魔者」状態。しまいには通勤ライナー以外の時間は車庫で昼寝か、せいぜい休日の観光快速に使われるくらい。
(観光快速「ビューやまなし」@千葉。2010年4月・下も同じ。ただし八王子までの乗車で「2階席からの山梨の眺望」は全く見ていないw)
「快速アクティー」でよく使ったが、イザ有料快速となるとコレにカネを払えるか、という。
(2階席乗せてもゲーム三昧じゃねぇ)
2021年3月。その通勤ライナーが特急列車にされることとなり、全車廃車。解体された。
模型としては新発売でこれから活躍が始まる。「平成・東海道本線東京口」を象徴する電車。
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