ああ博多駅 @tetsupic
ニヨニヨしながら読んだ。博多は母親の郷里であって「しんかんせんでいくおばあちゃんち」である。
ちなみに以前紹介したこの写真はどこの駅か不明なままだが、本書により自分が生まれる前に博多駅からSLは消えたとのことで、まぁ、小倉で良かろうとしている。
さておく。
鉄道大好き男の子は新幹線の終点で越谷じゃ絶対見られない車両がたくさんあって、路面電車がバンバン走る博多・福岡は大いにお気に入りだった。デイトスから筑紫口の諸配置、そしていつもお別れの11番ホームと小学1年生の段階で全て掌握しており、たまに出張で訪れる50過ぎた今であっても迷い無く歩き回れるなど大いに役に立っている。ちなみに夏休みの宿題絵日記で、当時宮地岳線にいた「博多湾鉄道汽船時代生え抜きのボロ電車」に乗った強烈な印象を書き留めたのだが、まぁ、当時担任だった女先生には小学1年生の男の子が昭和一桁の電車に馳せた浪漫は理解できめぇ。ジェンダーがぎゃーぎゃーうるさい昨今だが、「女は男のロマンを理解できない」……男の子達よ良く覚えておくように。
祖父母宅には新幹線の食堂車でお昼を食べてから着くので、筑紫口からタクシーに乗るのだが、たまに筑肥線の踏切に引っかかって「珍しいね」となったもんだ。バキバキの新幹線高架の直下を古ぼけたディーゼルカーが各形式ごちゃ混ぜにつないでのろのろ走っていたのを、50年近く経った今模型でやろうとしている。
そして祖父母宅近くの公園からは、「幹ハカ」(博多総合車両所……ざっくり博多南駅) に出入りする新幹線車両を眺めて喜んでいた。そこを「九州新幹線」の乗客となって出張で乗るようになるのはそれから40年後の話である。
博多。そこに「親戚として遊びに行く」ことはもう無いのだろうけど、脳内にマッピングされた博多・福岡の駅と地下街、そして地下鉄路線図と大まかな西鉄バス路線図は、まだしばらくは活躍する時がありそうだ。
「名古屋しょ?なんでそげん知っとうと?」
「東京出身名古屋在住阪神ファンだからっすよ」
勉強したわけでもなく調べたわけでも無く「勝手に覚えた」とか説明しづらいわ。
西国の雄都福岡・博多に幸あれ。
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