タイムカプセル・リュウグウ
「彗星」という奴は星空に見えるものの中で最も特異で美しいもののひとつで、正体をちょっと調べると「汚れた雪だるま」という表現に行き着きます。で、その「雪」成分が太陽に近づいて蒸発し、このように宇宙空間にたなびいて見えていると。すると素朴な疑問がわきます。ハレー彗星みたいに太陽に何度も近づいてる奴はそのうち雪成分なくなっちゃうんじゃないのか。
小惑星「リュウグウ」。先に「はやぶさ2」がここから表面物質取ってきたのですが。
- 岩石の塊が弱く集合した多孔質な内部構造(ラブルパイル構造)
- 高速自転による変形を示唆するコマ型の形状
- 有機物に富む組成
という特徴があって、しかしこれを全部一発で説明できる「リュウグウの生い立ち」パターンが見つからなかった。が、リュウグウが元・彗星で、宇宙空間の有機物を取り込んで生まれ、そして「燃えがら」の岩の塊に成り果てたのが今の姿だ、とすれば合理的な結果ということがわかったそうな。
リュウグウに残っていたそれらは、太陽系生成期の物質を今に伝えると共に、リュウグウ自身の長い旅路をも教えてくれたようです。
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