#Walkman High-Resolution NW-WM1AM2 ~その4・IER-M9おめかしアップ~
★ウォークマン本体のレビューはこっち
イヤホンIER-M9で200時間鳴らして大体音が固まってきたという状態のなれの果てがこの姿である。「リケーブルしたらそのレビューを書く」と書いたので記録しておく。
まずケーブル自体はeイヤホンで聞きまくってNobunaga Labsの「澪標・極」(みおつくし・きわみ)にした。44バランス→MMCX。ソニーはどこにもM9の端子が「MMCX」と書いてないがパチパチはまって問題ない。純銀線を金メッキした16芯で、表皮効果を持つ高周波(≒ハイレゾに入ってる超音波)領域と可聴域との共存という面からも都合が良い。
イヤーチップはオレの耳の構造が主要な因子だと思うが、左右で聞こえ方・音量に差が感ぜられたので、イヤーチップのサイズと種類を変えることでコントロールしている。右がIER-M9のサイズ「MS」そのまま。左はゴーヂャスモデルであるIER-Z1Rのパーツで準備されている「トリプルコンフォートイヤーピース(MSサイズ)」である。
「独自開発シリコンフォーム素材を組み合わせて使用。今までにない柔らかさと追従性で、高い遮音性と長時間の快適な装着性を実現します 」
あそー。ちなみにこれ、SMLの各標準サイズは普通に量販店等で買えるが、MSなど中間サイズは注文取り寄せとなる。
音質だが、IER-M9オリジナルと比較して、より伸びやかで開放された音となる、とは書ける。抵抗率の低いトータル断面積の太い線に変えたので損失は少なくなっており、応じた効果と考えられる。
ちなみにDSEE他音質補正だが、結局「ダイレクト」のまま使っている。レベッカなど80年代PCM録音はかなりサバサバした乾いた音になるのだが、その代わりいい意味で硬質で「無駄」を感じない。これにビット補正が加わると逆にざわついた感じになる。元々何も無い領域にノイズだけ追加されたような。だったら何もない方がいい。
この組み合わせで、スピーカー再生(DCD-SX11→E-470→TAD-ME1)からぱっとつなぎ替えて、「音質貧乏」感はあまりない。
個人的に納得している。
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