天と地のネタ
地球に落ちてくる隕石の中には、火星や月面にあったものがそこへ落ちてきた隕石によって弾き飛ばされ、地球まで飛んできた、というものもあって。
「ヒュパティアストーン」(Hypatia:古代アレクサンドリアの数学者♀)と呼ばれる石がエジプトで見つかったのが1996年。同様に「地球外」であることは分かったもの、詳しく「どこから?」は分かっていなかったそう。ダイヤモンドを含んだいろんな鉱物がガシャガシャ固まっていて、彗星に見られる「汚れた雪だるま」の実例ではないかとされていたことも。でも「リン化ニッケル」(たとえばNi2p)という太陽系の中では作 ら れ な い物質が検出されて話が変わった。「外から来たんじゃね?」
オウムアムア(ʻOumuamua)という地球外から来た物体が観測されたが、「鉄、硫黄、リン、バナジウム」が異様に多く、要するに大変な高熱を経ており、オウムアムアのような「惑星のかけら」でもない。
結論は:「Ia型超新星」
すなわち主星ー白色矮星の連星系
(実例としてシリウスさん。我々が見ているのはシリウスAでビカビカ光ってる方。左下の白い点はシリウスBでその白色矮星)
において、白色矮星が親分星からガスを吸い取って膨張し、超新星爆発を起こして、その際に吹っ飛ばされてきたモノ。
遠い遠い昔、銀河系内のどこかで超新星爆発が起き、その際ぶっ飛ばされた星のかけらが、永遠のような時間を掛けて地球まで飛んできて落ちた。
距離と時間、文字通り時空の旅人。
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