縮退の果ての彼方~PIONEER DJ DM-40BT~【ハイレゾ音源も入れてみた】
しばらくこれで鳴らしていたが耳が痛くなった。いくら送信がA1M2とはいえ、まぁ、うん、所詮。しかも時間を追うごとにギャングエラーが出たりと色々ひどくなっていった。かれこれ15年ほど「殆ど使っていなかった」のが、急に連続使用にかり出された結果、劣化していたそこここが耐えられなくなったか。犬神明ウルフガイで彼から輸血されて超人能力で犯罪していた男が、輸血の効果が切れた瞬間老いさらばえて死んで行くって奴を思い出したわ「おまえ、一生分の生命力を使い果たしちまったんだよ」。
「聞けりゃいい」ったって限度があるわ。最低限のオーディオクオリティは持ってて欲しい。ボスアコ社には悪いが「みじめ」だ。
かと言って新品の何かを入れるつもりはないのでパワードSPを物色。ちょっと前までONKYOが定評を持っていたが……ねぇ、クリプトンのは本格派過ぎる。弟がスマホからBTなのでBluetooth対応してればなおヨシ。PCでつべの動画拾って投げてもいいしね。
何かありましたよ。PIONEER DJ DM-40BT。「パイオニア」の音響製品はほぼ滅亡。DJ用のターンテーブルとかこの辺に残存。清掃センターに粗大ゴミを預けに行って戻ってきたら届いていた。
これが全て。なになに「DECO: Diffusion effectual Convexity by Olsonの略。1950年代にH.Olson氏が考案した手法をベースにTAD Labs社が独自に開発した指向性改善技術」
このピョコンのことらしい。……宣伝に使えるものは何でも使え。まぁいいや。A1M2とアナログ接続。
スプラッシュスター! pic.twitter.com/OEqmsN9HW4
— すのぴ@キュアカイシャイン (@sunop2000) May 6, 2022
プリッキュアプリッキュア~。
「DJ用」でバスレフポートからの低音を強調した能書きだったのでズンドコサウンドをイメージしていたがあにはからんや。「軽いドンシャリ」ってところでバランスは悪くない。
ガチディスコ「ユーロビート」鳴らしてみようか。
バスレフの働き pic.twitter.com/Ak8g8WboLz
— すのぴ@キュアカイシャイン (@sunop2000) May 6, 2022
機能してるわね。というか、小さいのでストローク大きくして背面圧も放射しないと稼げないからね。
・ピラミッドバランスと言うよりドンシャリである
・音場はスピーカ同士を結ぶ線より奥側へ形成される。個々楽器の音像定位やヴォーカル口の位置は不明瞭である(高域の再現性が良くない=過渡特性がイマイチ)。
・従って包囲感や没入感は得られにくい(デスクトップモニタ・DTM用だからそれは不要なパラメータではある)
・ピアノ(DSD2.8MHz)ではベールが掛かったようなやや曇った音になる。
・ゴシックハープ(192kHz/24bit)の弦のつま弾きは鋭さが失われ(波形が崩れ)荒れる。
・「Skylim Theme」(96kHz/24bit)では個々の楽器とヴォーカルの描き分けに破綻が生じる。この楽曲の持つ雄大なスケールは苦しい
……定価2万ちょいのシステムになにムキになってんだって感じだが、「低域が出しゃばりすぎない程度の音量でダラダラ鳴らす」(こいつアンプをA級で鳴らす音量域があるらしいのでその範囲)には普通に「家庭用ステレオ」の音としていいと思うわ。あ、ハイレゾ感は無い。増幅系の過渡特性がついて行けてない。
あとはこれでダラダラ鳴らして耳が痛くなるようなことはないかだけだが、4時間ほどサラ・ブライトマン(44/16・44/24)、Kalafina(96/24)など流したが、まぁ、悪くはないか、という。
以上
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